産経ニュース – 2017/1/27 – http://www.sankei.com/life/news/170127/lif1701270047-n1.html

2016年末頃から話題のピコ太郎さん。そのピコ太郎さんとは無関係のベストライセンス株式会社によって「PPAP」が商標登録出願されていたことが話題となっています。

今回、「PPAP」の商標を出願したベストライセンス株式会社は、話題となったワードを片っ端から商標登録出願していることで、以前から商標業界では有名でした。
特許庁の検索システムJ-PlatPatで出願人が「ベストライセンス」や「上田育弘」(ベストライセンス社の代表)である商標登録出願を検索してみると、ある意味、圧巻です。
記事では、ベストライセンス株式会社または上田育弘氏を出願人とする商標登録出願が、平成27年に約1万4千件もなされていたことを伝えています。

商標は、出願をしても登録されなければ権利を行使できません。
商標登録出願は、問題がなければ出願日から半年程度で登録となります。しかし、平成27年から1年以上も経過した平成29年1月30日現在、ベストライセンス株式会社または上田育弘氏を権利者とする商標登録はわずか7件(いずれも平成25年以前に出願されたもの)だけです。
つまり、大量の商標登録出願がなされているにも関わらず、ほとんどに何かしらの問題があって登録はされていないということです。
「PPAP」の出願についても、まだ出願がされた段階であって、商標権の効力は発生していない段階です。

さも商標登録がなされたかのような不正確な情報が発信されているところもありますが、実際には、まだ出願がなされただけであり、同社・同氏のこれまでの経緯からしても、実生活にはほとんど影響はないものと考えられます。