ジュラ紀などの年代の名称に「千葉時代」が加わるかもしれない、というニュースをご存知でしょうか?
地質学の分野では、時代を明確に示す地層が発見された地名をその時代の名称にする慣習があり、今回、有力な地層が日本の千葉県で見つかったのだそうです。

IRORIO – 地球史に「千葉時代」命名か…決まれば“ゴールデンスパイク”が打ち込まれる!

日本語の名称としての「千葉時代」と、そのラテン語バージョン「チバニアン」を時代の名称として認めてもらおうと、日本の研究機関や研究者が活動しているようです。

そんなときに現れたのが登録商標チバニアン」(登録第5929242号)です。

チバニアン(千葉時代)を広く使われる時代名称に、と活動する人たちからしたら、登録商標があることで自由にその名称がつかえなくなってはいけないと考えます。
そこで、商標登録(の一部)を取り消してもらうべく、特許庁に登録異議の申立をしたとのことです。
登録異議の申立とは、一度登録されてしまった商標について登録されるべきでない理由を特許庁に申し立てて、改めて確認してもらう制度です。主張が認められれば、その商標登録は取り消されます。

前述したとおり、登録異議の申立には登録されるべきでない理由の主張が必要です。
単に「みんなが使えなくて困る」ではなく、他人のよく知られた商標と似ているとか不正の目的で取得しているとか、商標法で定められた所定の理由でなければなりません。

今回どのような理由で登録異議を申し立てたのか気にはなるところですが、特許庁の判断を待ちたいと思います。

千葉時代(仮)はネアンデルタール人や北京原人が生きていた時代だそうで、その時代にはもちろん商標制度はないですね、なんて考えてみたり。
ジュラシックパークならぬ、チバシックパークとか考える人も出てきそうだな、なんて考えてみたり。

参考: iZa – 早くも「チバニアン」を商標登録…国立極地研が異議申し立て 印刷物の除外求める

千葉の文字
後藤 英斗

弁理士、情報処理安全確保支援士(登録セキュリティスペシャリスト)
発明プラスでは外部ライターとして主にIT系の記事を担当しています。