弁理士試験は、次の3ステップで行われます。

  1. 短答式筆記試験 … いわゆるマークシート式試験
  2. 論文式筆記試験 … いわゆる小論文形式の試験。必須科目と選択科目がある
  3. 口述試験 … いわゆる面接試験。最終関門

このすべてに合格すれば最終合格、弁理士となる資格が得られます。

今年の論文式筆記試験の合格発表日9月27日(水)が近づいてきました。
論文式筆記試験を受験された受験生におかれましては、その合否が一番の関心事だとは思います。一方で、論文式筆記試験に合格できた場合、口述試験対策をどうすればよいのかも気になるところではないでしょうか。

口述試験がそれまでの短答式・論文式の試験と大きく異なるのは、試験官との対面で行われる面接形式の試験であるということです。
面接形式の試験において、口頭での出題内容を短時間で正確に理解し、口頭で的確に解答するということは思った以上に難しいものです。口述試験では、2人の試験官と密室で向かい合うことになります。その独特の雰囲気の中で全く緊張しないという人はいないでしょう。
面接形式に慣れていないと、口述試験では全く実力が発揮できないこともあり得るということです。そのため、口述試験対策としては、面接形式の試験に慣れておくための訓練も重要だと思います。

このような訓練は、当然、一人では難しいですし、知人や家族に試験官役を頼んでもそれほど緊張感のある訓練はできません。口述形式の模擬試験を1度は経験しておくとよいと思います。

口述模擬試験は、資格予備校のものを利用することが最も一般的で、LEC 東京リーガルマインドTACなどが提供しています。費用は少し高いですが、予想問題集が貰えるなどサービスが充実していることもあり、予備校の口述模擬試験を利用される方は多いでしょう。
なお、予備校の口述模擬試験の申し込みは、論文式筆記試験の合格発表の当日に集中する傾向にあります。予約が埋まってしまうと受けることができませんので、論文式筆記試験の合格を確認後、できるだけ早くに申し込みを済ませておいた方がよいと思います。

より多くの口述模擬試験を受けておきたい、予備校の口述模擬試験は日程や地理的に都合が悪いといった方もいらっしゃるかと思います。
例えば、私のいる東海地方の受験生は、近年ではLECとTACが名古屋での口述模擬試験を開催しなくなっているので、東京か大阪まで行かなければならなくなってしまいました。
予備校以外での口述試験の訓練を検討されている方には、弁理士の各会派が開催する口述模擬試験(口述練習会)を利用してみてはいかがでしょうか。

会派とは弁理士の活動派閥のようなもので、私が把握しているものとしては次のものがあります。

すべての会派で口述模擬試験が開催されるかは確認できていませんが、口述模擬試験を開催する会派ではすでに日程や場所が決まっていると思われます。関心のある方は、各会派のウェブサイト等で確認して頂くか、個別に問い合わせをしてみて下さい。

なお、東京周辺で口述模擬試験を開催する可能性が高いのは、

名古屋周辺で口述練習会を開催する可能性が高いのは、

大阪周辺で口述練習会を開催する可能性が高いのは、

です。

竹村 恵一

弁理士。
主に知財ニュースを担当。
家庭ではたこ焼き担当。
趣味はフットサル。最近は、低下した体力に見合った新たな趣味を模索中。