近年、SNSをはじめ、誰でもインターネット上に写真や文章を簡単に掲載できる環境になっています。
これは著作権侵害かな?とは思いつつも、他人の写真や文章のコピーを自分のSNSのアカウントで投稿してしまったことがある人もいるのではないでしょうか。

最近、そのような後ろめたい心理を利用した架空請求が横行しているようです。

「知的財産教育協会財団」を名乗る架空請求ハガキにご用心 「著作権侵害訴訟」の名目で不安をあおる手口 – 2017.11.29 ねとらぼ

「知的財産教育協会財団」というところから「著作権侵害訴訟最終通知書」と書かれたハガキが届くようです。言わずもがな、知的財産教育協会財団という組織は実在しませんし、初めて届くのに「最終」通知という点も不可解です。
本文を見ても、訴訟の準備期間に入っただけの段階であるとしつつ「訴訟受託記号」や「事件コード」なる謎の符号を記載してあたかも既に訴訟が提起されたかのように思わせたり、よくよく読めば怪しい通知と気づけます。加えて、本当に大事な通知なら内容証明郵便で送られてくると思われます。
そこまで法律や司法の用語に慣れているわけでもない一般の方は、一目見てドキっとしてしまうかもしれませんが、慌てて連絡をとってしまって獲物認定されないよう、よく確認しましょう。心配なら弁護士や弁理士などの専門家に相談してみてください。

竹村 恵一

弁理士。
主に知財ニュースを担当。
家庭ではたこ焼き担当。
趣味はフットサル。最近は、低下した体力に見合った新たな趣味を模索中。