経済産業省 特許庁から「地域知財活性化行動計画に基づく都道府県の特色を踏まえた平成31年度までの目標」が発表されました。

「地域知財活性化行動計画」に基づく「都道府県の特色を踏まえた平成31年度までの目標」を決定しました – 経済産業省

これは、これまで行われてきた知財総合相談窓口を通じた支援に加えて、地域の特色を活かした知財活用によって産業の活性化を図る取り組みの方針です。
今回打ち出された目標に沿って、各地でイベントやセミナーが実施されたり、様々な支援策が打ち出されたりすることと思われます。

発明plusを運営するコスモス特許事務所がある愛知県では、ざっくり言うと

  • 下請け脱却を目指す機械部品製造の中小企業の支援
  • 繊維や陶磁器などの地場産業のグローバル化

が掲げられています。

全国画一の方針とは打って変わって、このような地域ごとの特徴を反映した目標が立てられることは、そこで事業を行う方にとっては知財戦略を立てやすくなる面もあるのではないでしょうか。
とくに愛知県の「下請けからの脱却」はこのサイトでも度々紹介していますが、自動車などの輸送機械の部品を専門に製造してきた中小企業の多くが考える課題です。今後、自動車のEV(電気自動車)化が進むとエンジン部品はなくなり、総部品点数も相当減ると言われています。このような愛知県の背景を踏まえると、ニーズに合った目標となっています。
下請けからの脱却となると第一には自社商品の開発で、その際に活用できる「開放特許」「流通特許」などの情報を、今後も当サイトで随時紹介していきます。

愛知県以外の方も、47都道府県すべてにそれぞれの目標が打ち出されていますので、知財戦略を検討される際には参考にされるとよいかと思います。

後藤 英斗

弁理士。発明plusの外部ライター(IT系担当)。プログラミング大好き。
IPA ネットワークスペシャリスト、セキュリティスペシャリスト。