アパレルEC大手のZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイが設立した「スタートトゥデイ研究所」が、あるアイデア3億円で買ったことを発表したそうです。

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買い取ったアイデアは、少し前から自分で採寸できるとして話題の「ZOZOSUIT」より更に簡単に採寸ができるというもの。アパレルECを展開する企業ならではのアイデアです。
アイデアの買取に3億円を出したという点も、相当有望なアイデアだったのでしょう。
発表などによりますと、スタートトゥデイ研究所はアイデアや特許の買取にも積極的に取り組む組織のようです。

アイデア、すなわち知的財産は、自ら製品化したり販売したりするほか、それ自体を他人に売ったりライセンスしたりすることをビジネスとすることもできます。
もしアイデアを売ることを考えている方がいらっしゃったら大事な点が1つあります。それは特許などの知的財産権を取得しておくか(少なくとも出願しておくか)、アイデア自体を秘密にしておくこと。例えばインターネットで見て知れるようなアイデアならわざわざお金をだして買う人はいません。特許で独占する権利が確保されていたり、誰もまだ知らないアイデアであったりするからこそ、お金を出して買う人がいるというものです。ちなみに他人に知られたアイデアについては後から特許を取得することは一部の例外を除けばできません。

一歩進んで、最近のスタートアップ企業では、アイデアを事業化し、その事業を売却することをゴールとすることも増えていると聞きます。
アイデアの売買 – 知的財産の流通が広まれば、新たなビジネスチャンスがたくさん生まれそうです。

後藤 英斗

弁理士、情報処理安全確保支援士(登録セキュリティスペシャリスト)
発明plusでは外部ライターとして主にIT系の記事を担当しています。日曜プログラマーとして、AI・機械学習・自然言語処理などで遊ぶ。