開放特許の活用+中小企業の連携で商品開発

愛知県豊田市で今年度(平成29年度)から始まった製品開発の支援プロジェクト「開放特許活用による製品開発支援事業」。その成果発表会が、2018年2月15日に豊田市ものづくり創造拠点SENTANにて開催されました。

本事業では、知財コーディネーターが豊田市内のさまざまな製造業の企業を訪問し、開発や技術に関するニーズの発掘や活用できそうな開放特許を提案、新製品・新事業の開発を支援しています。

開放特許×製造業者×販売業者による調印式

事業初年の今年度からさっそく、開放特許を活用した新製品の開発をスタートさせることができました。また、完成製品を販売を支援していただける販売業者とのマッチングにも成功しました。


特許所有者:株式会社スクラッチバック(名古屋市東区東大曽根町29-11 共栄ビル東棟602)
特許活用者:佐野工業株式会社(愛知県豊田市)
販売業者:株式会社クラッソーネ(名古屋市中村区名駅5-7-30 ORE名駅東ビル4階)

3社による相互応援協力について調印しました。
開放特許「壁紙を使った袋の生産方式」(特許第5819635号)を活用した通帳入れを開発、製造・販売に向けた3社協力が発表されました

「壁紙を使った袋の生産方式」(特許第5819635号)を活用した通帳入れ

自動車産業で培った縫製技術に特許技術を組み合わせることで新たな製品を生み出しました。

マッチング事例の紹介

成果発表会では開放特許のマッチング事例の紹介もされました。

富士ゼロックス株式会社の開放特許「Eリング装着工具」

富士ゼロックス株式会社保有の開放特許を活用した、新製品の開発への取り組みについて豊田市内の製造業 ナルコ株式会社より事例紹介がありました。

富士通株式会社の開放特許「チタンアパタイト」

豊田市内の製造業 有限会社一藤産業は、新製品安全杖について製造計画を発表。富士通株式会社が保有する光触媒「チタンアパタイト」の開放特許を、自社のベンディングマシーンを活用した新製品「安全杖」の開発につなげたいとその意気込んでおられました。

発明plus代表の弁理士 富澤正からも3つの事例を紹介しました。

展示コーナー・参加者交流

発表会終了後も、展示コーナーでは発表者や参加者の間で積極的な交流がみられました。

坂野明日香

主に補助金・クラウドファンディングの話題を担当。
ガジェットなど新しいモノや家電好き。鉄分が豊富(特にSL)。
某法科大学院を卒業して司法書士事務所へ就職、出産を経て、前職の特許事務所へ。
7年目を節目にコスモス国際特許商標事務所へ転職。