〇十年前に米国に留学、いまだに英語がそこそこ話せる坂野が、コンテンツEXPO東京2018第8回ライセンシングジャパンの海外キャラクターの展示ゾーンを取材してまいりました。

台湾発のキャラクターが大集結!台湾パビリオン



このパビリオンは台湾の文化部(日本の文化省に相当)と台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)による出展です。
クリエーターさんご本人や、エージェントの担当者の方と直接お話ができて撮影許可をいただいたものをいくつかご紹介します。

癒しの妖精 紅(べに)ちゃん – by For Fun Culture And Creativity INC.


赤色の帽子と手に持っているお花がかわいらしいキャラクターです。

こめおやじ/テキーニャ – by ACHTUNG! CO., LTD.


アジア共通の食べ物「米」がテーマのキャラクター「こめおやじ」。日本人もお米を食べますから親しみがありますね。オッサンの雰囲気が独特。
アジアだけでなく世界共通の文化「酒」がテーマのキャラクター「テキーニャ」。テキーラ×猫(ニャー)の組み合わせです。お酒の販促キャンペーンでいつか手に取ることがあるかもしれない、そんな印象を受けました。

赤毛族 チモ – by U&S studio

長い間、地中に住んでいた「ベアフットファミリー」。
地上に出てきた彼らは、さまざまな面白いことを探し始めました。
裸足で、手足に毛があるちょっと変わった妖精です。
(チラシより引用 ※日本語表記を坂野が一部ローカライズしました)

LINEやfacebookなどで積極的な活動をしています。日本でのグッズ販売も近いかもしれません。

他にも台湾パビリオンにはたくさんのキャラクターが紹介されていました。

DOCTOR PAPA/Toiletmen/丸薬家族 – by Sponge Creation Lab LTD. <香港>



パッと見で、医療関係向けのキャラクターだということは理解できました。子供のころ、処方薬の袋にサンリオのキャラクターがデザインされていたのがうれしかったのを思い出します。最近でもあるのでしょうか。サンリオのキャラクターがデザインされているシールは、子供が喜んでもらってきます。いつの時代でも、キャラクターは病気の子供の味方ですね。

「DOCTOR PAPA」や「丸薬家族」は病棟のアイコンとしても使えそうですね。
ばい菌をやっつけてキレイにしよう!は万国共通のテーマなのでしょうか。

Toiletmenシリーズは、日本語をそのままあてると…やや残念な印象になりそうです(写真拡大してみてください)。日本語によるローカライズを待ちたいですね。

Between – by VCNC


カップル専用アプリ「Between」の公式キャラクター。どんなアプリなのかは、検索してみてください。
二人きりのinstagramとLINEのようなイメージです。このアプリの中で使われているスタンプのキャラクターがライセンスの対象です。対のデザインになっており、おそろいまたは対になっているグッズやアパレルで仲良し度を深めるそうです。楽しそうでいいですね(若いっていいな)。

こちらのブースは日本法人が出店していることもあり、日本語でコミュニケーションができました。

こそこそ – by PEACHMORI <韓国>


(写真:出展者一覧より引用)

「そこそ」と暖簾にかいてあったので、『「そこそ」かわいいですね』とお話ししましたところ、そうではなく、「こそこそ」なんですと教えていただきました。ねこのひげがあしらっている文字はロゴではなく「」をイメージされているそうです。こそこそと読めますか?そこそと読めますか?デザイン性のある「こ」なのですが、私は後者でした…。
日本語がわかる通訳の方がおられましたので、「こ」についてしばらく話し込んでいました。日本のひらがな「こ」をネコの顔に寄せてデザインしたが「こ」と日本人が認識できないと思わなかったと驚かれていました。
言語の壁を超えるためのローカライズはキャラクターのコンセプトや基本となるロゴデザインの段階から必要なのだと思いました。


台湾パビリオンでは、各ブース毎に展示が任されているようで通訳の方がいたりいなかったりして、うまくコミュニケーションをとることができなかったのが少し残念でした。台湾語→英語←日本語 でのやり取りをしましたが、英語がどちらも第2外国語のためうまく通じないこともしばしば(もっと英語を勉強しなおします…)。
次回のコンテンツ関連の展示会は、中国専利士の方(コスモス特許事務所内)と一緒に回れたらと思います。

海外キャラクターには言語の壁が立ちふさがっているように感じました。海外コンテンツをベースとした日本人の日本語による日本人のためのコンセプトづくり(ローカライズ)は、ビジネスチャンスの可能性を秘めているかもしれません。

商標について出展者に尋ねてみましたところ、日本出願はまだのところや、エージェントに任せているのでよくわからないという回答が寄せられました。外国からの商標登録出願もこれからどんどん増えていきそうですね。

「コンテンツEXPO東京2018 - 第8回ライセンシングジャパン 参加レポート」の連載記事

坂野明日香

主に補助金・クラウドファンディングの話題を担当。
ガジェットなど新しいモノや家電好き。鉄分が豊富(特にSL)。
某法科大学院を卒業して司法書士事務所へ就職、出産を経て、前職の特許事務所へ。
7年目を節目にコスモス国際特許商標事務所へ転職。