既に他のメディアで紹介されていますが株式会社明治が有名なお菓子「きのこの山」の形状について商標登録をしたそうです(商標登録第6031305号)。

「きのこの山」が立体商標に 「登録拒絶」乗り越え – ITmedia ビジネスオンライン
明治が「きのこの山」の形状を立体商標登録、「たけのこの里」は? – Yahoo!ニュース

きのこの山の商標登録情報 出典:特許情報プラットフォーム J-PlatPat

引用先で紹介されているように、商標登録には誰の商品かを区別できるだけの特徴 – 自他商品識別力が求められますので、文字やロゴを持たない形状は登録へのハードルが高いとされています。形状がシンプルである場合には、消費者の認知度の調査などを通じて特許庁に識別力があることを主張しなければなりません。今回のきのこの山の登録では、この識別力の主張が成功したものです。

同じお菓子では福岡の名菓「ひよ子」も商標登録出願されていて、現在、拒絶査定不服審判中のようです(商願2015-074723)。どんな理由で拒絶されたのかは未確認ですが、きのこの山と同様に識別力の有無で争っている可能性もあります。

ひよ子の商標登録出願情報 出典:特許情報プラットフォーム J-PlatPat

立体商標は調べてみると商品パッケージから飲料や調味料の容器、マスコットキャラクター、店舗の外観、車両などなど、さまざまなものが登録されています。
上で述べた通りシンプルな形状だけでの登録はハードルが高いですが、これはというカタチの商品ができたら文字やロゴだけでなく、そのカタチについても商標登録を検討してはいかがでしょうか。

後藤 英斗

弁理士、情報処理安全確保支援士(登録セキュリティスペシャリスト)
発明plusでは外部ライターとして主にIT系の記事を担当しています。日曜プログラマーとして、AI・機械学習・自然言語処理などで遊ぶ。