愛知県ではそこそこ知られたインスタントラーメン「キリンラーメン」。
そのキリンラーメンが「大人の事情」から名称変更をするそうです。

キリンラーメン公式 – 小笠原製粉株式会社

キリンラーメン – 小笠原製粉Webサイトより

この大人の事情というのがどうやら商標問題なようなのです(参考記事:毎日新聞)。
飲料大手のキリン株式会社が保有する商標権にひっかかるとのこと。ざっと調べてみたところ「ラーメン」を指定する登録商標は見つけられませんでしたが、商標登録第4498171号の2が商標「キリン」で指定商品に「穀物の加工品」が入っていますので、このあたりがひっかかったのでしょうか。

商標権では、商標が同一又は類似し、商品・役務(サービス)が同一または類似であれば、侵害であるとして差し止め等ができます。
例外的に、商標登録出願より前からその商標を使用して需要者(消費者)に広く認識されていた場合には、継続して商標を使う権利が認められることもありますが(先使用権といいます)、出願より前から使用していたことや、広く認識されていたことの立証が難しい面があります。

今回、小笠原製粉はこの状況を利用して大々的に新しい商品名を募集するキャンペーンを展開しています。
逆境を上手く乗り切って、これからも地元で愛されるラーメンを提供してもらいたいと思います。

ちなみに筆者は、愛知地元のラーメンとしては山本製粉のぽんぽこラーメンを愛食しています。

後藤 英斗

弁理士、情報処理安全確保支援士(登録セキュリティスペシャリスト)
発明plusでは外部ライターとして主にIT系の記事を担当しています。日曜プログラマーとして、AI・機械学習・自然言語処理などで遊ぶ。