水に関するインフラ企業

中部美化企業株式会社(愛知県あま市)は、創業から半世紀にわたり、”環境・水・土木”をテーマとした製品の開発・販売を通じて全国各地域のインフラ整備の一翼を担ってきた企業です。土木資材の分野、特に農業用水、ため池、河川、上下水道など「水」に関する製品の開発・販売を中心とするメーカーとしての顔と、インフラを支える土木資材を扱う専門商社の顔の2つを併せ持つ企業です。

ゲリラ豪雨対策の製品開発

同社が今回開発したのは、浸水対策用脱着式止水板「Water Shutter(ウォーターシャッター)」。
日本の都市部においてゲリラ豪雨による浸水被害が続出しているのはニュースなどでご存知のとおりです。短時間のうちに建物が浸水して生活基盤を脅かすゲリラ豪雨は脅威です。本製品は、建物内への浸水を間際でシャットアウトし、自社の商品や製品・工場の高額な機械設備・家庭の大切な家財などを豪雨災害から守るための水害対策製品です。

Water Shutter

Water Shutterは、商業施設出入口、工場・倉庫出入口、地下出入口などを中心に施工して利用します。また、雨が降るとどうしても雨水が流れ込みやすい丘陵地帯や高低差がある地域など、ゲリラ豪雨のように短時間で雨水排水能力を超えて浸水被害のおそれがある土地でもニーズがあります。

3つの大きな特徴

第1に、軽量であること。板が軽く、止水パネルは、中空構造の軽量なアルミパネルを採用しているため、女性でも持ち運びが容易なのです(写真参照)。

第2に、利便性が良いこと。パネルの高さは最大で1.5m、幅は最大で6mまで製作が可能であるため、建物に応じて様々な組み合わせが可能。設置場所を選ばず施工が可能なのです。

第3に、止水性が高いこと。軽量かつ利便性を良くすれば止水性については相対的に低くなるのが一般的ですが、独自のダブルロックシステムを採用することで止水性の高さを実現しています。ダブルロックシステムとは、上下方向と水平方向からの2点加圧方式により浸水を防ぐ仕組みです。事業所に止水試験場があるため、ユーザーは購入前に効果を体感することができます。

従来製品を応用した製品開発

代表取締役の笹野 泰広社長は、製品開発の経緯を「今まで地方の農業用水・河川で使用する逆流防止用の装置や水門を手がけてきたが、昨今のゲリラ豪雨等で深刻なダメージを目の当たりにし、都心部で従来製品を応用した新製品を開発できないか?という発想が起点になった。従来の製品に捉われず、新しい分野にも積極的にチャレンジしていきたい」と話していました。
近年、企業側に地震、火災、浸水等の緊急事態に遭遇した場合の事業継続計画(BCP)について整備・運用することが求められています。万が一の事態に備え、想定されるリスクを洗い出し、リスクを最小化する対策を打ち出していくのは企業存続のための必要な手段であるため、今後も発明が生まれやすい分野でもあると言えます。

外茂栄畑中

保有資格は公認会計士/税理士/キャッシュフローコーチ
社長のモヤモヤしている想いを言語化し、
会社を防衛するための財務戦略を社外No2のポジションで実践するパートナーとして活動している。得意分野は将来のお金の出入りを見える化した予算実績管理、銀行との融資交渉、資金繰り対策。
「お金の悩みから解放され、本業を加速させるためのお金の学校」を運営。
「お金の悩みを1枚の図で一気に解決する!経営数字のワークショップ」や「知識0からOK!ビジネスを加速させる決算書の見方」、「会社の財務体質を強くする!正しい節税の考え方」などを毎週開催。
経営者や従業員の方向けに採算意識を向上させ、会社全体として成果を出す研修も積極的に行っている。