今年も全国高校野球選手権のシーズンがやってまいりました。
今年は第100回の大会ということで、盛り上がりも一層といったところでしょう。

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全国高校野球選手権の会場は言わずと知れた阪神甲子園球場です。ところでこの「甲子園」ですが、全国の高校球児が集うこの大会の会場にちなんで、野球以外の大会やコンテストに「○○甲子園」と銘打つことも少なくないように思います。
大会やコンテストの代名詞的にも使われる「甲子園」という言葉。商標としての登録がどうなっているのか、調べてみました。

まずは本家、阪神電気鉄道株式会社商標登録第5509344号「甲子園があります。指定役務(サービス)は「野球の興行の企画・運営又は開催,野球場の提供」となっており、野球と密接にかかわる登録商標です。
阪神電気鉄道株式会社は他にも商標登録出願2014-030048で「甲子園」を他の商品・役務について出願しています。こちらは一度拒絶査定となり、審判で争っているようです。

また、阪神電気鉄道株式会社は甲子園の名称だけでなく、商標登録第5432191号として甲子園球場のスコアボードの形状を立体商標として登録しています。

商標登録第5432191号公報より

そのほかに「甲子園」とつく商標としては「映画甲子園」「アニメ甲子園」「音楽甲子園」などを個人で登録されている方がみえます。インターネットの情報によると、NPO法人として、高校生向けにイベントを開催されているようです。

資生堂株式会社商標登録第5614521号で「NCC COSMETIC 甲子園」(ロゴ)を登録しています。同社Webサイトによると、メイクテクニックを競う大会として開催されているようです。

野球をはじめ、さまざまなフィールドで「甲子園」の熱い戦いが繰り広げられていることが、商標登録からも垣間見えました。

後藤 英斗

弁理士。発明plusの外部ライター(IT系担当)。プログラミング大好き。
IPA ネットワークスペシャリスト、セキュリティスペシャリスト。