NHKの連続テレビ小説「半分、青い」。今月で完結と言うこともあり、盛り上がっていますね。ご覧になっている方はご存知かと思いますが、作中ではある扇風機を開発する話が展開します。

その扇風機は優しい風を送ることができるという特徴を持つものなのですが、実はこれ、実在する製品だということをご存知でしょうか?家電メーカーのバルミューダ株式会社が製造販売する「The GreenFan」がモデルなのだそうです。同社は扇風機に関していくつか特許を取得しています。

同社の特許のうち作中の扇風機に関係していそうなのは特許第4949537号「軸流ファン」などでしょうか。
特許公報を読んでみると、二重の羽構造によって広がりのある送風を実現する技術とのこと。連続テレビ小説に登場する「そよ風の扇風機」が実現する優しい風にも通じるものです。関心のある方は同社Webサイトや特許庁の公報をご覧になると面白いかもしれません。よく見てみるとPCT国際出願もしているようなので、海外展開も視野にあるようですね。

10月から始まる次のNHK連続テレビ小説「まんぷく」も安藤百福がモデル。安藤百福は言わずと知れたカップヌードルの生みの親で、「瞬間油熱乾燥法」の特許などが有名です。Wikipedia によれば安藤も即席めん事業に関して知的財産の面での苦労もあったようで、その辺りも連続テレビ小説で描かれると、知財業界としては面白いところですね。

後藤 英斗

弁理士、情報処理安全確保支援士(登録セキュリティスペシャリスト)
発明plusでは外部ライターとして主にIT系の記事を担当しています。日曜プログラマーとして、AI・機械学習・自然言語処理などで遊ぶ。