2018年11月16日、滋賀県長浜市にて、開放特許等の独自技術の展示・商談会『しが知財ビジネスマッチング オープン型マッチング会』(主催:滋賀県、後援・協力:近畿経済産業局 ほか多数)が開催されました。

このマッチング会では、富士通株式会社・イトーキ株式会社・富士ゼロックス株式会社の発表や、滋賀県内の企業のシーズの紹介・パネル展示などによる開放特許によるプレゼンテーションがありました。
発明plus運営リーダーの富澤 正(弁理士, コスモス特許事務所)は、このマッチング会の冒頭で「儲けるための知財活用~開放特許の活用はビジネスを発展させるチャンス~」をテーマとした基調講演に登壇しました。

富澤の講演に続き、クラウドファンディングに精通した発明plus運営メンバーの坂野明日香が、その魅力についてお話しました。基調講演後にクラウドファンディングについての個別の質問もお寄せいただきました。

マッチング会ではいくつもの事業者の事例紹介があった中、有限会社インテリアナガオカの発表はとても参考になりました。滋賀県立大学工学部材料科学科エネルギー環境材料(秋山研究室)で開発された「室内でも利用可能な光触媒」をカーテンに活用して新製品を開発したという内容です。この事業は、滋賀県新商品の生産等による新事業分野開拓者認定制度(滋賀県新商品等パイオニア認定制度)による認定を受けています。大学との連携による新製品開発という取り組みで、滋賀県による認定を得られるという高い評価を得ることができたようです。

また、開放特許の個別相談会の方も予約でほぼ満員という盛況ぶりでした。
開放特許を活用して新しいもの・サービスを作ろう、その新しいものを売るためにクラウドファンディングをやってみようという滋賀県の企業経営者・開発担当者の意識の高さを感じました。

※開放特許(シーズ)とは、特許権者が、権利者以外の他者に対してライセンス許諾する用意のある特許のこと。権利者とライセンス契約を結ぶことで、その特許技術を自社の商品開発などに活用することができます。

発明plusを運営するコスモス特許事務所(愛知県名古屋市)では、開放特許活用についてのご相談も承っています。ご関心のある方は問い合わせフォームよりお問い合わせください。

坂野明日香

知財キュレーター。主に補助金・クラウドファンディングの話題を担当。
アフター5はNPO法人の理事長。ロケットストーブ&スターリングエンジンの普及促進活動をしています。