コラム
Column
2019年2月13日に「開放特許活用による自社製品開発ワークショップ 」が開催され(主催 愛知県)、約30名の方がご参加されました。発明プラスを運営するコスモス国際特許商標事務所もこの企画に協力しました。
当日は、コスモス特許国際特許商標事務所 弁理士 富澤正(発明プラス プロジェクトリーダー)が開放特許についての説明をし、続けてナルコ株式会社の代表取締役 杉浦博氏と取締役・工場長 羽根幹雄氏から富士ゼロックス株式会社の開放特許を活用した「Eリング連続装着工具」の製品化への取り組み事例についてご紹介いただきました。
それから開放特許を活用した製品作りを体験いただけるワークショップを行いました。参加者にグループを作っていただき、アイディアソン方式で時間内にアイディアをまとめて発表するという形式のワークショップです。
「開放特許のカード」と「自社技術・自社製品のカード」を組み合わせることでアイディアを膨らませ、身の回りの課題を解決できるものを生み出そうと、活発な意見交換が繰り広げられていました。異業種交流の場ともなったようでした。
ワークショップの参加者には開放特許を活用・検討したことのない方も多くいらっしゃいましたが、コスモス国際特許商標事務所から参加した弁理士数名が各グループにファシリテーターとして参加して議論をサポートしましたので、初めての方にも開放特許活用の途を実感いただけたことと思います。
締め括りとして、グループごとにアイディアを模造紙にビジュアライズし、参加者同士で他グループのアイディアを見て回ったことで、また新しいアイディアや考え方を得られたようです。
開放特許の説明(富澤正 弁理士)
開放特許活用事例の紹介(ナルコ株式会社様)
ワークショップの様子
開放特許と自社技術の組み合わせによる発想
グループごとのアイディアの発表
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