コラム
Column
欧州(ヨーロッパ)に欧州特許条約に基づく出願(EPC出願)をして、ようやく特許査定を得た!と思っても異議申立てを受けることがあります。異議申し立てとは、発明について特許されるべきではないと申し立てる手続きのことを言います。
欧州特許条約では、欧州特許公報の発行から9か月以内に異議を申し立てることができると規定されています。日本の特許法でも異議申立て制度が復活しましたが件数としてはまだ多くはありません。それに対して欧州では、非常に多くの異議が申し立てられています。
さて、そんな欧州での異議申し立て制度ですが、簡単に審理を傍聴できることはあまり知られていません。
欧州特許条約に基づく異議申立てについての審理は公開して行われるため、出張などの用があればついでに傍聴してみると良い勉強になります。審理の開催日程は、欧州特許庁のWebサイトで公開されています。
審理は英語・フランス語・ドイツ語のいずれかの言語で行われます。私としては英語での審理を傍聴することをお勧めします。
傍聴にはID(パスポート)が必要となりますので、お忘れなく。
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