年一回開催されるApple社の新製品発表会。毎回どんな新製品が出てくるのか、どんな新サービスが始まるのか、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

私自身も物心ついたときにはApple信者でした。自宅にMac SEがあり子供ながらにすごい製品があるんだなとその魅力に憑りつかれていました。そうして大学生になったときには、念願であったスケルトンのiMacを購入して感激したものです。

そんなApple社の新製品発表会前に、新製品や新サービスに関する情報を知ることができるかもしれない、と聞くとどう思われるでしょうか?そんな情報、楽しみが減るからいらないよ、という方もいらっしゃれば、一刻も早くその情報を知りたい!と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

知的財産の出願は公開される

Apple社の開発情報を知ることは外部の私たちには難しいと思われがちですが、実は特許出願や商標登録出願の情報を調べることで、その一端を知ることができる可能性があります。

例えば、Appleが画期的な新製品を発表する際は既にその技術の特許出願をしているでしょう。また製品ラインナップを変更するときは、ネーミングについて商標登録出願をしているでしょう。この特許出願や商標登録出願は出願後に公開されることになっており、一般の私たちもその内容を閲覧することができるのです。公開の目安としては、特許出願は出願から1年半後と少し古い情報になりますが、商標登録出願は出願から約1ヵ月で公開されます。

例えば、ワイヤレスイヤフォンのAirpodsですが、新製品として発表されたのが2016年9月なのに対して日本国内の商標登録出願は2015年10月に指定商品「イヤホン」として公開されています。

このように知的財産権の公開情報からAppleの新製品をいち早く予測できる場合もありますので、発表まで待ちきれない!という方はJ-PlatPatなどで調査して発表までの時間をより楽しんで頂けたらと思います。

佐藤 彰洋

株式会社AHM 代表取締役
佐藤国際特許商標事務所 所長
弁理士

中小企業・個人事業主・スタートアップ企業に知的財産部機能を提供する「あなたの知財部」を運営。