特許情報の検索によく利用するJ-PlatPat(特許庁提供)に新機能「RSS」が追加されたことをご存知でしょうか?

RSS(フィード)とは、Webサイトの更新情報を配信する仕組みのことです。フィードリーダーと呼ばれるアプリを用いることで、わざざわWebサイトを参照するまでもなく、そのWebサイトの更新情報を取得することができます。

今回、J-PlatPatに追加されたのは、知的財産権についての「経過情報」をRSSで配信する機能です。出願単位にそれぞれの経過情報が配信されます。
経過情報とは、審査請求書を提出したとか、出願や権利について何らかの動きがあったことを意味する情報のことです。これを、簡単に、しかも無料で確認できるというのは画期的なことのように思います。

この機能はまだ試験的な導入という位置づけのようで、6月6日の時点ではJ-PlatPatのトップページのお知らせに掲載がありましたが、8月現在ではそのお知らせが確認できませんでした。ただ、FAQ(よくある質問)にはRSS機能の使い方が掲載されています。

この機能、試してみる価値はあると思います。これまでも自社の出願については特許庁からの通知などがあるので状況の把握はそれほど難しくありませんでしたが、今回リリースされた機能を使えば他社の出願や権利についても、簡単に状況を知られるようになります。RPA などのオートメーションの仕組みと組み合わせれば、知的財産の管理の手間を削減して知財担当者の働き方改革にも寄与することでしょう。フィードリーダーはWebを検索すれば良いものも多く見つかりますし、私も個人運営するサイトでJ-PlatPatに特化したフィードリーダーを提供しています。

後藤 英斗

弁理士、情報処理安全確保支援士(登録セキュリティスペシャリスト)。
知的財産とITに関する記事を書いています。