知的財産Q&A
Intellectual Property Q&A
特許は権利取得を希望する国ごとにするのが原則ですが、ヨーロッパには便利な「EPC」があります。
EPCとは、欧州特許条約のことで、ヨーロッパの多くの国(おおむねEU加盟国と同じ)が加盟しています。
EPCに基づく特許出願では、欧州特許庁(EPO)への1度の特許出願・審査を経て特許を取得すれば、希望するEPC加盟国へその特許の効力を及ぼすことができます。
複数のEPC加盟国へ特許出願を検討する場合には大変便利な制度です。
費用や労力の面からも大きなメリットのある制度なので、日本からも多く利用されています。
欧州特許庁2016年度報告書によると、EPC加盟国(48%)、アメリカ(25%)に次いで日本はEPC出願の13%を占めています。
伸び率でみると中国や韓国が上位となっており、東アジア地域からも活発に利用されていることがわかります。
http://www.epo.org/about-us/annual-reports-statistics/annual-report/2016/statistics/patent-applications.html#tab2
https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Ipnews/europe/2017/20170307.pdf
回答日:2018年2月19日
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